今お探しの注文住宅でも建売住宅でも、今お住まいの賃貸の物件にも何気なく設置されている「枕棚」。

クローゼットの中、押入れの中、なぜここに必要なのかはあまり考えず、枕棚があればなんとなーくたっぷりと収納できるような気がしますよね・・・笑

実際に枕棚を使用するとき、特に女性の場合は背が足りずに脚立や椅子に上って収納することも多いと思います。脚立や椅子を用意するのも面倒ですので、枕棚に収納するのはどうしても使用頻度の低いものになります。

全く使わないものを収納しているという方も多いのでは?笑

最近では使い勝手の良いクローゼット収納術がインスタなどで紹介されて、この収納スタイルも時代と共に変わってきています。

物件をご案内していると、枕棚が邪魔!いらない!というお客様の声もよく聞くようになりました。

クローゼット収納の場合、パイプにそのまま洋服を吊るすわけですが、パイプの上に枕棚を設置するとパイプ下の高さは約160㎝。

この高さで床に引出し収納を置くと、丈の長いコートやワンピースをかけるスペースが少なくなります。衣類によってはハンガー収納をしているのに、変なシワが残ってしまうかもしれません。

一方、枕棚をなくしてパイプを高い位置に取り付ければ、床に収納棚を設置しても、丈の長い洋服が無理なく吊るすことができます。

さらに、今まで枕棚に収納していたものを下に置いた収納ボックスにしまえば、取り出しは非常に楽になるので、使用頻度を気にせずに収納することができます。

脚立はいりません!

建売でも注文住宅でも、最もスタンダードなクローゼットのサイズは、6畳の個室に畳1枚分。

ハンガー収納以外に、引き出しなどを設置して週のしたいものは意外に多く、床から半分くらいの高さまでは収納ボックスで埋まります。

枕棚があると、丈の短い服しかかけられないのはクローゼットあるあるです・・・。

良かれと設置した枕棚が無駄なスペースに・・・

別部屋で収納スペースがたっぷりとある家なら問題なくても、よくある4LDKの家では収納スペースに余裕がないことも。

各部屋にあるクローゼットを有効に最大限に使いこなすには、枕棚の存在は必要なくなったのかもしれませんね。

和室に設置されているような、布団を収納するタイプの中段つきの「押入れ」の場合は、まだ枕棚はありかなと思います。

押入れの枕棚にもいらないものが収まっているご家庭が多いと思いますが。笑

布団を収納した状態では、枕棚の使用頻度は無いに等しいですよね。笑

捨てるのは勿体ないけど使わないもの。をしまうには丁度いい枕だなですが、洋服をしまうタイプのクローゼットには、枕棚は無くても不便ではない!

むしろ無くていい!

固定観念を吹き飛ばし使い勝手重視で考えてみてはいかがでしょうか?

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枕棚はいらないと言っておきながら、実は店舗併用住宅を新築する際に枕棚つけてしまいました。笑

その結果は「枕棚はいらない時代なんだと!vol.2」を読んでみてください。

いらないと思っていても「あるのが普通」の感覚からは逃れることができないのか・・・。笑