世の中キレイごとだけ言い続けては苦労の連続です。

最近のIT、デジタルの浸透で、様々なものがパスワード管理されています。

高齢者も複数のパスワードを持つ時代。認知にはいったり、亡くなったりした際に、世話人、相続人はその手続きの複雑さ、大変さに疲弊しています。

不動産業者の立場から、公正証書遺言の重要性は、ここでもよくお伝えしていますが、パスワード管理も大切です。

親が元気なうちに、死後の整理について語るのは、子として非常にやりづらいところですが、親も感情的にならずに、子供にわずらわしさ面倒事を残さないようにしないといけません。

私自身、親の遺言書作成は数年前に済ませ、パスワードも全て把握しています。

私は?と言えば...子に対して何も準備をしていません。笑

子らに財産について共有しておかないといけないと思い至りました。

相続準備は、親が70歳くらいの高齢になったら、ようやく話せるかな?70歳じゃまだ早いのか?って感じですが、人間いつ死ぬかわかりません。

財産なんか何もないからウチは準備しなくてもいい!という考えは10年以上過去の話。

不動産や、金銭の相続準備とともにパスワード管理も重要です。

とりあえず財産については書き出し、パスワード、サブスク内容も綺麗に書きまとめておくことをオススメします。

一昔前の相続とは比較にならないほど、手続きが膨大になっています。今高齢者の方よりも、私達5~60代の親世代の相続はパスワードだらけで、子に迷惑がかかりそうです。

銀行通帳も無くなっていく、ネット通帳の時代では、どんなお金の流れがあるのか、子も見つけ出すのに一苦労です。

財産をあてにしているのではなく、手続きを少しでも簡単に楽にするという共通認識を親子でもつこと。

話しづらい内容かもしれないですが、一歩一歩準備を進めておきましょう。