外国籍の方が住宅ローンを借りるには、永住権の取得が必須です。

住宅ローンの借入額は数千万に及びます。

外国籍の方は、返済途中で母国に帰ってしまわれたり、住宅ローンの返済が滞ってしまう、焦げ付くリスクがあるので、金融機関としては、外国籍の方には住宅ローンを貸したくないのが本音です。


しかしながら、このグローバル社会では、日本で長年活躍されている外国籍の方も多くなっており、信用のおける方には貸しています。

分かりやすく言えば、社会的な評価がある、大学教授、医師、先生職の方々は、概ね審査に通過します。

大企業勤務でそれなりの年収、地位のある方なども合格します。

このような信用されやすい人であっても、基本的には永住権は必要です。ですが、永住権がなくても他にそれに匹敵する条件をお持ちであれば、審査通過も可能です。


また、永住権があれば必ず審査に合格するというものでもありません。

永住権を取得して初めて審査対象となり、ようやくスタート地点に立てたにすぎないのです。


住宅ローン審査は外国籍に限らず、日本人であっても、お客様の素行を一番重視されます。

キレやすいとかは最低評価。

条件がほぼ整っていても貸してくれない事もあります。

外国籍の方であれば、日本国に害を及ぼす事が無い人というのは大切な条件です。



企業が個人のSNSを調査する時代

ご存じのように、昨今では、日本国内の就職活動でも、過去に暴言を吐いている人や、おかしなSNS投稿をしている人は、AI審査で一発排除。就職活動でも不合格、落ちています。

入社後に事件を起こしそう、問題を起こしそうな人はあらかじめ排除します。企業としてリスク回避は当然です。

裏アカも個人を特定されるので、異常な投稿はしないほうがいいですね。

これについては、就職や住宅ローン審査に限らず、今後の社会はAIが簡単に、人間を調査し振り分ける時代に突入します。

匿名だから安心と、ヤフコメやSNS等で暴言を吐いたり、言いがかりをつけていると、社会から抹殺される対象になるので要注意です。


住宅ローン審査では、対面で面接がありますが、金融機関窓口は、お客様の「人間性」をよくよく観察しています。

この人にお金を貸して大丈夫か?ちゃんと返してくれそうか?

もう、ここしか見ていないと言っても過言ではないでしょう。


暴言を吐いたり、文句ばかり言ってくる人に、あなたはお金を貸したいですか?

1円も貸したくないと思うのが当たり前じゃないでしょうか。

「あの人、超アタマにくることばっかり言ってくるけど、100万円貸してあげよう♪」なんて聞いたことないです。笑

銀行はお金を貸すのが仕事ですが、態度の悪い人には貸したくないです。

窓口さんには丁寧に接するのがお勧めです。


過去に窓口担当者に詰め寄った方がいましたが、「本当はあの人には貸したくない」と担当者がこぼしていました。

「なんで借入金額が減額されるんだ?なんで金利が高くなるんだ?理由を説明しろ!」

そんな事を言われても、お客様の属性や信用度によって金利やその他の条件は変わるので、担当者も明確な説明はつきません。


そもそもですが、担当者に怒るのは間違いです。

お金を貸してほしいなら、なんとか貸して下さいとお願いしなくてはいけないのです。

にも拘らず逆ギレされても困ります。

住宅ローン審査は、85点とれば合格!と単純なものではなく、あくまでも信用信頼を重視したトータル判断になります。


永住権がなくても審査通過できる!という金融機関もありますが、その合格率は極めて低いものです。

例えば、現金を十分にお持ちであるとか、日本に対しての社会的貢献度が高い、犯罪歴が無いなどが重要です。


そして、お客様個人に何も問題が無くても、世界情勢が影響します。

世界情勢の不安定な今は外国籍の方はとても不利な時代です。元々厳しく審査されるのが、さらに厳しく判断されています。

日本人なら一発通過だろうと思われる、柔和で真面目、コツコツ地道に貯蓄している方でも審査に落ちています。

日本国と国家間でいがみ合っている国籍の方には審査も厳しくなったり、金融機関のリスク管理としては当然のことでしょう。

いつ国交断絶するとも限らないので、金融機関は慎重です。


このように、住宅ローン審査はとても曖昧な尺度で合格不合格が決定されます。もちろん日本人の方に対しても同様です。

日本人は真面目でコツコツが大好き。金融機関はその最たるものです。

一発で1億2億と大金を貯蓄する人は信用に値せず、毎月決められた額をコツコツ貯蓄する人を信用する傾向にあります。

信用は長期間の積み重ねです。

郷に入っては郷に従え。日本でお金を借りたい方は、準備をしっかりとしましょうね!