昭和時代の「当たり前」がバッサリ崩れ去った令和時代。

ニモカカワラズ、未だ昭和を引きずった考えを持った60歳後半以降の方々から、たくさんの相談を受けます。

成長期が昭和なんで引きずるのは仕方ないんですが…思考のアップデートは必須です。

長男がすべて相続するのが「当たり前」だった昭和までの時代。特に地主さんの家では相続資産も莫大。すべて相続した長男への風向きは強いです。。。

長男は親と同居、親の介護、田んぼがあれば、米栽培、田の管理、アパート賃貸投資をしているならその管理、すべて世話してきた長男が引き継ぎ相続する。

残りの兄弟は「その他大勢」シモベ的存在でしかありませんでした。

今から、10~15年程前まで、ここ富山もそのような長男絶対説が、平然とまかり通っていましたが、令和の今は違います。

そもそも長男が相続するという法律はなく、相続人の分け前は平等です。

多くの相談は、15年以上前に父が亡くなって、今90歳代の母が生きている場合。

15年以上前に父が亡くなった際には、当時「当たり前」だった暗黙の了解の長男ガッポリ相続が行われていました。当然その他大勢の兄弟も納得の上、実印を押しているので今更、相続やり直し!というわけにはいきません。

ならば、最後の砦、母の相続は法律の下、平等に遂行してもらおうじゃないか!その他大勢にだって相続する権利がある!と立ち上がっています。

みなさん、様々なセミナーに参加して知恵をお持ちですが、私からすれば、無知な赤ちゃんそのもの。よく、自治体や金融機関で無料相談会のお知らせなんかありますが、参加することはいいとしても、それを鵜吞みするのは超危険。

それ絶対にやっちゃいかんやつやん!!っていう制度を利用しようとしていたり…激ヤバです(>_<)

下手に上っ面な知識を持ってしまうと、これだけ知っているから私は安心!と完璧理解した気になっておられます。

無料相談はあくまでも取っ掛かり。相続の世界に1歩踏み入れただけの段階です。

相続は人によってとるべき行動は全く異なり、タイミングも関係します。

まずは、専門家に相談からですが、間違いない相続をしたい人は、すべての資料を見てプロの判断が必要。

もちろん地主相続だけではなく、「財産なんてうちはなんもないから~」っていう普通のお宅も、昨今の相続では70%が何らかでもめています。

心配な方は是非ご相談下さい。

安易に後見人つければ大丈夫!とか思わないでくださいね!