今の社会情勢と20年前を比較して思う事
物価高騰のニュースばかりの今日この頃。もういい加減ウンザリしていますよね。
コロナが始まった頃、物価高になるぞ!とばかり、みなさん多少の買いだめをされたと思いますが、昨今ではもう諦めか、そこまで買いだめもないような...。
日本は長いデフレで、100均が当たり前を20年続けてきました。しかしながら、それ以前の30年ほど前は、バブル期で物は普通に高かったわけです。
どれだけ高かったかというと…
洋服は今の2~5倍の価格、事務用品のボールペン1本で100円、キッチン用品も100円のものなどはなくピーラーも500円とか、フライパンも鍋も3000円以上、ニトリは無いので、家具も当然2倍以上、子供服もおもちゃも全部2倍以上、高かったんですよね。ソファなんか最低20万円は当たり前だったと思います。
それからみると今の物価は高いのかというと値段だけみると、まだまだ安いのようにも思えます。
一番大事な食料品や、光熱費は値上げを感じますが、トータルでみると物価はそこまであがっていないのかもしれないと思っています。
それでも以前は賃金が高かったから高い物が買えたんでしょう?という声が聞こえてきそうですが、以前と比較して賃金が半分になったわけではないです。100万ダウンくらいじゃないか?
私が初めて新築注文住宅を購入した当時、今から27年前、購買層は一般サラリーマン(世帯年収500万ほど)で、相場は今と変わらず4000万円前後。当時は今よりサイズは大きく、平均で土地70坪 建坪45坪以上が普通でした。
月日は流れ、マイホームにおける考え方も変わり、コンパクトな家が当たり前、現代の「普通」は土地55坪~建坪30坪~で、注文住宅は3800万~4000万円。
収支、プラスマイナスでいうとほぼ変わっていないと思います。
しかし劇的に変わったのは、「マインド」。
この20年、ネットが普及して人々の心は変わってしまった。SNSの発達でさらにおかしい方向になってしまった。。。
今まで人の気持ちなんか知ることはなかったのに、SNS、ネットで様々な情報を簡単に入手し、一喜一憂するスピードも速く、流されやすい状況になってきています。これは危険ですよね。
考え方は無数にあっていいのに、友人知人、有識者たちの言葉を知らずのうちに鵜呑みにしてしまい、平均をとろうとして動きが鈍くなってしまっている。な~んかつまらないですよね~。
私の例では、住宅ローン金利は(現フラット35で借り入れ)最初4%でした笑。0.4%じゃないですよ!4%です笑。25年払いで徐々に金利も下がり最後は2%くらいだったかな?民間ならもっと低金利でしたが、当時は固定流行だったので、借り換えもせず住宅金融公庫(現フラット35)で完済しました。
時代背景が違うので、だからどうだ!という話ですが、当時はネットもなく、みなさん気楽に大借金していたわけです笑。
35年ローンが登場したのもその頃で、当時は「35年ローン組むとかバカじゃね?」って雰囲気でした。それが今では40年が当たり前。アパートお家賃以下でマイホームが買えますよ!ってのが業界のキャッチコピーです笑。
住まいに対する考え方は様々です。私はいつも言いますが、持ち家派!それも戸建て派です笑。毎月7万円の家賃を払ってもドア一枚自分のものにならない賃貸なんか考えられません。毎月7万円も払ってですよ!?5000円ほどしか払ってないならまだしも、7万円も払うなら、買うしかない笑。
途中払えなくなったら売ればいいだけです。不動産やさんなので簡単に言って申し訳ないですが笑、実は売ればいいだけの事なんですよね。家に対する考え方ももっと流動的でいいと思うんです。私の家族が、全員どこに住んでもへっちゃらな人達なんで、住み替えを楽しんでいます。
お客様で私と同じ住み替えを趣味にしている方がいます。サラリーマンです。ホント楽しそうです笑。
マイホーム購入に限らずですが、もっと生きることを楽しみたいですよね!何が起きるかわからないなからこそ、一日一日を大切に好きに生きたほうがいい!そう思って日々過ごしています笑!
お気軽に『窪多』まで