農地売買
相続した農地 調整区域の土地を売却したい
そんなご相談を受けることが多い今日この頃です
一昔前 昭和時代は土地さえ持っていれば安心
不動産を多く所有する事がステータスでした
バブルがはじけて『平成』『令和』と時代は流れ
富の象徴不動産が 『負動産』と言われ厄介者扱いされ始めました
全ての不動産がそうではないですが
農地や調整区域の土地は『負動産』と敬遠され
今後どのように利用していったらいいのか
これはもう行政と一体の問題だと思います
日本の農業は7割以上が兼業農家で支えられています
先祖から受けついだ土地で小規模の稲作や畑を
なんの疑いも無く続けてきた昭和の世代がありました
田畑の作業は何百万もする機械を複数所有して行うわけですが
この不景気な時代に自家用車ですら苦労して購入しているのに
個人がトラクター 田植え機 稲刈り機 軽トラ と高額の機械を
揃えて持つのは金銭面においても至難の業です
そんな事情もあり 農業離れするしかないのです
農地でも市街化区域にあるものはいいですが 調整区域にある土地は
売りたくても買い手がなかなか見つかりません
それは調整区域の土地活用に厳しい縛りがあるからです
原則として家を建てることができないのが調整区域なのです
高岡市は調整区域の範囲が広く 土地売買には苦労するところです
活用方法としては 駐車場 資材置き場 太陽光発電 墓地霊園
許可申請して福祉 医療 高齢者施設などがありますが
一般的な利用方法ではないため売買もなかなか成立しにくいのが現状です
農家同士の売買にも結構な縛りがあります 時代と共にそういう面も
どうにか改善できないものかと思うんですよね
個人が片手間で農業をしているから日本の農業は発展しないのかなと...
アメリカみたいに大規模農業にしたら採算があうんじゃないかとか...
私も妻も兼業農家に生まれましたがお互い第1子ではなく
親から後継ぎとしてみられていなかったため
自分の家がどこに田畑を所有しているのか未だに知りません(笑)
ですので分りもしないで農業を語るのは間違っているのでしょうが
不動産業を通じてお客様のお悩みを伺うにつけ
なんとかならないものかと日々考えているところです
お気軽に『窪多』まで