最近注文住宅を建てた方はご存知でしょうが、打ち合わせの際、お客様に完成品をイメージしてもらうため、CGで室内画像や外観画像を見ることが可能です。


ところが...


よかれと思って作成したCG画像、申し訳ないがレベルは低く、逆にイメージできない!笑。高度なソフト使用ならもう少し実物に近くなるとは思いますが、現実どのハウスメーカーさんも外壁メーカーのオプション機能での対応が多く、大体ですよ~ほんのサービスのつもりでお見せします...なので、こんなの見ないほうがマシと思うもの中にはあります。


大体はパース図面に近いイメージ通りに完成しますが、ちょっと微妙な色合いだと、ホントに微妙なパースに仕上がります笑。白や黒、ハッキリとした色はそのまま反映するのですが、中でも特に薄めのグレーやベージュは、絵具を塗ったようにとても濃く描かれてしまいます。



私も今回プラチナホワイトだったか?よくわからないネーミングのサイディングを選びましたが、パース図面ではベージュで描かれていて全くイメージがわかず、わかないどころかイメージがどんどん崩れ去り完成するまで不安しかなかったです笑。もちろん設計士さんは良かれと思ってパース作成、見せて下さるのでありがたいのですが、設計士さん自身も『あまり参考にはならないですが...』と半笑でした笑。


世の中に白い家が沢山ありますが、商品自体はうっすらベージュだったりします。パースに起こすとそのものズバリ絵具を塗ったようにベージュで色付けされるので、ベージュの家にしか見えず、まさか実際には白に見えるとは想像できません。しかし、完成品はホント白にしか見えません。友人の家もベージュのサイディングを使用していますが、見た目は透き通るような爽やかな白。


外壁に限らずですが、色見本の小さな切れ端と、現物の広い面積では全く違って見えます。「面積効果による色の見え方の違い」によるもの。面積効果とは、面積の大きさによって色の見え方が変わってしまう視覚効果のこと。色見本のように面積が小さいものは濃い色に見え、外壁のような面積が大きいものは薄い色に見えてしまうのです。


要は、外壁は選んだ色よりワントーン、ツートーンは薄く見えるよ!

色見本をそのまま貼り付けたCG外観パースも、実際は薄く見えるよ!ということです♪

↑↑↑ 外壁パース図面と実物カラーの違いです。