ある物件を公開早々に、2組の方からお申込みをいただきました。

売主さんの希望は「早く」「高く」のどちらかが1番の希望です。

「早く」しないと「高く」は売れません。遅くなればなるほど、どんどんどんどん値下げになります。

売主買主、立場は全く違いますが、両者は繋がっていて、どちらも大切な当事者です。

そして、売主さんが実際一番希望されることは「クレームがないこと」

もめ事が起きるのは売主さんにとっては致命的です。

どんなに早く、高く売れたとしても、後々あれこれクレームをつけられると困るのは誰でもない売主さんです。

そこで、私たち仲介業者はクレームが発生しないように、細心の注意をはらって、あくまでも中立の立場で契約を進めています。

ここでもよく発信していますが、売主さんあって買主さん、買主さんがいて売主さんと、お互いの利益に繋がり、そしてプロの仲介業者がいて法律的にも守られた契約が無事に完了するのです。

この3者のうち誰かが不満を持ちだすと、その契約は永遠に不安定なものになってしまいます。

特に売主さんと買主さんが揉めるとなれば、溝は深く、どちらかと言えば契約後は買主さんが売主さんにクレームをつけだすという展開になります。

ですから、私たち仲介業者はどちらの肩を持つ事なく、公平な立場で、物事を判断することに徹しています。

契約後であれば、契約書の内容に基づき、どちらも不利にならないように努めています。

先日も、ある中古物件で数ある中から弊社にご相談いただいたのですが、やはりクレームのなさと早い対応を評価いただきました。

なかなかこういう点は、売主さんに伝わりにくく、もっといい業者に依頼すればよかったと後悔される話はよく聞きます。

売主さんにとっては、結果に100点満点を求めたい気持ちも理解できますが、常に100点をたたき出せる人間はいません。

重大なミスは許されませんが、小さなことは寄り添って、穏便に済ませられることは穏便に。それがどちら様のためにもなるのでは?と思っています。

「最後まで穏便に済ませてください」という念押しはよくいただきます。みなさん思いは同じですよね!

昨日もそういう意味ではとても気持ちのいい、大爆笑のお取引ができました。関わる全ての方が笑顔で終えられるように今後も頑張ります!