将来の不安をどう考える
マイホーム購入につけ、将来不安があるとたまに聞きます。
8割の人は、考えていても仕方がないからと、その不安を自分なりに乗り越えた上、前に進むために相談に来られますが、残りの2割の方は将来に対してどう考えていいのかわからずに相談に来られます。
人生にリスクはつきもの。
明日死ぬかもしれないというのもリスク。
しかしながらリスク回避にも限度があります。
例えばドル建て投資をするにも、今円高に推移しているから、投資開始をもう少し待とうとか、iPhone16が出るまで待とうとか、もっといい立地の住宅が出るまで待とうとか。
その待っている、悩んでいる期間が短めならいいですが、長引くとその待った期間こそ、人生に置き換えれば無駄な時間を過ごした、すでにリスクを負ってしまったとも考えられます。
たとえば、マイホームを買うと決断するまで1年かかったとすると、12ヶ月分のアパート家賃は無駄になります。
みなさん購入時に細かい計算をして1万でも2万でも損得を考えられますが、1年先送りにすることで、家賃が6万なら72万円も損しています。
72万円は大金です。。。
72万円のお金の損だけではなく、快適な人生を1年間無駄にするわけで、これほどもったいない事はないです。
72万円は本来自分の財産のために積み上げられるべきお金と私は思います。
他人の所有物(アパート)にせっせとお金を払っている事が、アパートに住むという事です。
もっとわかりやすくいうと、アパート大家さんのために貯金をしてあげている、あるいは大家さんの借金を代わりに払ってあげているという意味になります。
私は、アパートに住むこと、アパートの存在を否定しているわけではありません。
アパートは非常時に住むには大変便利なものです。
社会人になって結婚するまでの期間、大学生、単身赴任者、金融事故やその他住宅ローンが借りられない人にとっては、アパートは大切な住まいです。
なくてはならない住まいです。
見ず知らずの他人のために大借金をしてアパートを建ててくれる大家さんに大感謝です。アパート経営も大リスクと背中合わせですからね。感謝しかないですね。
ですが、あなたの人生に安定が訪れた時には、自分の財産を守るためにマイホームを持つことが大切です。
大家さんの借金を払ってあげている場合ではないです。
自分の借金を払ったほうが将来利益があるかもしれません。
大家さんのために毎年72万円払い続けてたとしても、2年後も5年後も10年後も、あなたの財産は1円も増えません。
そして、年を取るごとに病気のリスクは上がり、年収がどれだけあっても住宅ローンを借りられない事になってしまいます。
現金キャッシュを貯めない限り、マイホームを買えなくなってしまいます。
それこそ、老後60歳以降に住む家がなくなってしまう確率がアップ。
どっちのリスクをとりますか?どっちの損をとりますか?という話なんですよね。
将来、地震が起きるかも、台湾有事に日本が巻き込まれるかも、AIに仕事を奪われるかも、2025年に世界が滅亡するかも、どれを心配したところで、そうなってしまう未来だというなら、それまでの人生は楽しく快適に過ごせばいいというのが私の持論です。
なにも私だけが台湾有事に巻き込まれるわけでもない、我が家だけピンポイントで地震で倒壊するわけでもないのです。
戦争に巻き込まれて住宅ローンが払えなくなったらどうする?とか考えても仕方がないです。
戦争になって大家さんにアパートを追い出されたらどうする?とも考えられます。
アパートは所詮は他人の持ち物に住まわせてもらっているだけなんですよね。
今、NISAなどの投資すら不安で先に進めない人が多いです。現実、投資人口はまだまだ低いのが現状。
でも、アパート大家さんには、当たり前のように何の疑いもなく毎月6万円もの大金をプレゼントしているわけです。
すべては捉え方の問題ですし、生きるだけですべてにリスクが伴っていると考えるのが正解です。
自分や家族を守るために、やれることはまだまだたくさんありますよ!
ダメな未来を想像するより、楽しい未来を考えてほしい!ポジティブにいきましょう\(^o^)/
お気軽に『窪多』まで