VSマンション、VS賃貸アパート…

住まいの永遠のテーマですね。

私は東京であれ、富山であれ、どこに住もうが戸建て派です。

なぜなら維持費が安いから。

所詮マンションは「区分所有権」5,000万6,000万払ったところで、100%自分の所有権とは言えません。

厳密には所有権なんですが、自分の思うように修理もできなければ、お金に余裕がない時なんか、逆に修理を先延ばしにすることもできない。

マンション購入では先々の大規模修繕や共有部分エレベーターや廊下、駐車場、庭などの修繕費用に備えて、毎月修繕積立金を納めなくてはいけません。

これって共有部分に充てられる費用で、ご自身のお部屋内のリフォーム代金は別途かかってきます。

修繕積立金額は各部屋の平米数で決まりますが、高岡市内なら毎月1万~2万台が相場。年間にすると12万~24万の積み立てになります。

新築当初は積立金も潤沢にありますが、どんどん残高は減っていき、積立金額は徐々に増加、そのうち支払えない住民がチラホラでてきたり、積立金のほかに修繕時に数十万の追加徴収があったり。

私的にはマンションはどうも納得いかない住まいです。

マンションとは、どんなに古くなっても金持ちしか住めないと思っています。


戸建てについて否定的な意見は、維持費が高いとよく言いますが、マンションと比較すると維持費は少ないです。

多くの戸建ては木造で、マンションはRC造。

固定資産税は木造が断然安く、年々下がります。RC造は頑丈なため資産評価が高くなるので固定資産税はなかなか下がりません。ずっと高いまま。

修繕費についても、戸建てなら自分の都合で修理したい時に修理できます。

例えば、外壁や屋根などの修繕がありますが、10~20年内に一度塗装し直す必要があります。

10~20年と幅が広いですが、外壁や屋根の素材でも年数の違いがあったり、立地によっても劣化の速度に違いがあったりするので目安はそんな感じ。

私の実例では、外壁サイディングを20年目で全塗装しました。

20年目では一部やや外壁がもろくなっていたので、もう少し早目の17~8年で塗装すればよかったかなとやや後悔もありましたが、張替までは至らなかったのでまぁ良しです。

スレート屋根は30年目で全塗装しました。

これらの修繕がマンションでは修繕計画に則り5年後10年後と行われるので、戸建てよりもはるかに維持費がかかります。

何より自分ひとりで、我が家の家計に合わせて行動できないのが、共同住宅マンションの辛いところです。



お客様からもマンションにするか、戸建てにするかという質問はよくいただくのですが、基本どんな方にでもマンションはおススメしない主義です。

個人的には、おひとり暮らしの方でも、高齢になっても戸建てのほうが有利と思っているので、弊社では余程マンションにこだわりのある方としかご契約はしていません。

なので、弊社にマンションを買いに来られても否定的な意見しか言わないので、避けたほうがいいかも?です。デメリットを知りたい方にはメリットですが笑。

先日も全力で買わないほうがいいと力説したんですが、思い伝わらず。。。マンションご契約いただきました。

もちろんメリットが無いわけでもないので、例えば、立地がいい。

マンションのいいところは「立地」それ以外ないと思っています。駅がない立地が悪いとか、マンション失格だと私は思っています。

あとよく言うのは、近所付き合いが比較的ラクとか。

でもそれもどうなんだ?

長年マンションに住み続けている友人知人は、住民コミュニティについて超否定的です。

30年40年経過すると、住民も入れ替わり、住民同士の問題が発生していますからね。30年40年経つと価格が安く購入しやすいですが、そうなると色々と荒れてきます。

新築当初の優雅さはなくなり、引っ越したいという人も多いのが現実です。

所詮マンションは、住みたい時だけ住んで、自由に引っ越したり、貸したりできる、お金に余裕がある人の住まいだと思います。