築年数の古いマンションなんかでよく目にする「自主管理」

様々な理由で管理会社へ依頼が困難になり、マンションの住民で管理組合を設立するパターンがあります。

築年数の古い昭和のマンションで見かけますが、自主管理物件は弊社ではあまりおすすめしていません。

もちろん中には管理組合がしっかり機能しているマンションもありますが、その体制がいつまで維持できるのかは疑問です。トップの理事長次第…不安がつのります。

このようなマンションは資産価値も低く計算され、そのため住宅ローンが組めない場合もあります。

自主管理のマンションでは、住民の年齢層も高齢で、管理組合があっても成り立っていない場合もあり、長期修繕の計画も立たず、居住用として購入するには安心とは言えません。

全てのマンションがそうではないですが、郊外のそもそも人気のない立地だと、いずれ自主管理になっていく可能性は無きにしも非ず。

駅近物件では、入居率も安定し維持管理も安心と言えますが、購入する方がどのような状況の方か、シングルなのか、20代なのか、40~50代なのかによって、メリットデメリットは違ってきます。

正直デメリットは多く、そこをクリアできる方が購入対象であると思っています。

先日「自主管理で安心」というおススメアピールを見たんだけど、これってどういう意味ですか?お客様からご相談をいただきました。

常識的に考えてプロの業者はそんなアピールはしません。私なら「自主管理なんだけど、大丈夫ですか?」と、その金銭的や環境面のデメリットを細かく説明して「ホントに買うの?」「大丈夫?」としつこく確認します笑。

過去に富山市内で数回、自主管理のマンションを売買した経験がありますが、自主管理については何よりもしっかりと説明させていただきました。

マンションは購入してもいい人、やめておいたほうがいい人がいると思っています。

要は築が古くなっても、どんなに安く手に入ってもマンションって「高級マンション」なんですね。

余分な資金で投資目的であったり、一時的居住や、サブのお部屋、趣味の部屋としてなら自主管理物件もありですが、完全に居住用としてなら、築浅物件がやはりおすすめと個人的には思います。

また、管理体制以外にも、要注意点があります。将来に向け、深いところも説明してもらえる不動産会社に相談してくださいね!