友人家族とその両親が身寄りのない叔母を介護していました

友人の親と叔母は兄弟で叔母の夫は既に亡くなっていました

叔母に子供はいなかったため友人家族が世話をしていました

ホームには入所したくないという叔母の願いで

亡くなる少し前まで大変な介護生活をしていたそうです

同居していないので通いながらの介護は相当大変です

私達は同居しての介護でしたから 家事や用事をこなしながら

祖母の面倒を見れたのですが それでも介護は大変でした

友人の話に戻りますが

叔母が亡くなって通夜も終え親戚一同で食事をとっていた時に

友人のいとこがいきなり『俺は叔母の養子だ』と親族の前で話始めたそうです

親戚一同唖然とし、何?どういう事?となりました

一度も叔母の介護もしたことのない病院に見舞いにも来なかったいとこ

それからはもうドラマのような これが現実か?と疑いたくなるような

毎日を過ごしていたそうです

いとこは叔母が亡くなる少し前に病院で弁護士のもと養子縁組をしたそうです

友人の両親は兄弟である叔母を不憫に思い一生懸命介護をしていました

遺産目当てで介護していたわけではありません

しかし結果は遺産をめぐっての争いが起こりました

心情的に許せない友人と 遺産目当てのいとこ

いとこは元々悠々自適な生活でお金に不自由していたわけではないので

友人サイドの怒りもなおさらです

これだけの事を起こして県外に引っ越していきました

県外で新居を構える 最初からその予定だったようです

こんな悲しい結末は案外他人事ではないのです

友人は全て終わってから私に打ち明けてきました

もっと早く相談してくれていれば力になれたと言うと

身内の恥を話すのが恥ずかしかったが相談していればよかった

と大変後悔していました

生前に遺言書を作成するのは勇気がいることかもしれませんが

残された遺族に争いごとを残さないように準備しておくことも大切です

毎年お誘いをいただき 相続セミナーに夫婦で参加しています

相続で争いが起こるのは資産家だけ 私達平民には関係ないと思いがちです

しかし統計では遺産が少ないほうが相続で争いが起きているそうです

資産家のほとんどは公正証書遺言を作成されている事が多くもめようがないとの事

現実は100万円の遺産で大喧嘩になっていると聞きとても驚きました

みなさんも一度 相続について勉強してみるとためになりますよ

特例の追加や廃止などで以前の知識とは違っているという事が結構あるものです