都市計画道路エリアに建つ家…買っても大丈夫?
現在弊社で販売中の物件を例にあげて説明します
まず都市計画道路には【計画決定】【事業化決定】の2通りあります
【計画決定】では計画の初期段階で現実に道路になるかならないかは未定です
50年も70年も計画だけ残っている
あるいは行政の予算がつかず完全に計画消滅することもあります
【事業化決定】した場合は予算がつき計画が本格的になり
そこから立ち退きなどの話し合いが始まります
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計画道路上の物件は周辺に比べると相場は安いのがメリット
【計画決定】段階ではもしかしたら50年後も70年後もその土地に住める可能性があるので
購入される方によってはお得な場合もあります
【事業化決定】した場合には行政が土地建物を買ってくれます
立ち退きを覚悟納得した上で買った場合には
お金が手に入るメリットがあると言えます
ですが住宅ローンの借り換えや一括返済
お子さんの通学や転校、次の住まいの確保など
多くの人にはハードなデメリットが待ち受けています
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実際にこの物件を購入したいご相談をいただきました
お客様は【都市計画道路】を深く知りません
お金が入ってくるからラッキーくらいの感覚です
結果、私はどなたにも売りませんでした
お客様には他の物件をオススメしましたが
この物件を買わなくて良かったと喜んでいただきました
それならなんで販売しているの?
騙して売ろうと思ってるの?となりますが
極々まれにラッキーな方もおられるということです
『極々まれに』というようにこの物件に適した方は一握りです
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本物件の計画道路に関しての私見
近い将来計画は実行されると思っています
なぜなら周辺では工事が済んでおり
延長線上で工事が進行中です
前回の計画道路の見直しでも他は停止になりましたが
この道路の計画は未だ存続しています
よって未来永劫この地に住みたい方にはオススメしません
投資目的や短かく利用したい方向きで
やはり計画道路上の物件はプロ並みの方や
アバウト、遊び心のある方、気楽な性格の方でないと
リスクが高く割り切れるものではないと思っています
いい加減な説明を受けてうっかり購入されないように
計画道路のある物件はご自分でも市や県にご確認されることを強くオススメします
お気軽に『窪多』まで