先日70代のお客様から町内会のお悩みをうかがいました

高齢になって身体的に不自由になり引き受けるのには無理があると

実際 次に住む町内会はどんな感じですか?という質問は非常に非常に多いです

内容は 閉鎖的なと言いますか 昔臭い町内 義理的慶弔問題など

嫌う人が老若男女問わずほとんどです

自発的に参加している団体では役員やお世話がまわってきても

お手伝いするのは当然ですが

そもそも町内とは住んでいて町内会員にならなくてはいけない義務はないのです

なんでもかんでも義務や任意と振り分けるつもりはありませんが

本来は行政がやるべき仕事を町内がボランティアで引き受けている関係で

各町内に役員が必要になってくるだけなのです

例えば ゴミの収集や自治体からの配布物 これらは全て行政の仕事なのです

また世界的にみても日本のような町内会組織はないそうです

世界ではマンションやアパートの共同住宅では共有部分があるためにルールや組織がありますが

一軒家同士でチームを作ることはないそうです

日本でも10年後20年後は今のままの町内会形式は成り立たないと言われています

昔は街の有志 庄屋 地主さんがありがたくも率先して取りまとめていたのでしょう

現代ではそういった人に優劣をつけるような差別的な見方はなくなり

良くも悪くも時代の移り変わりを実感します

それでも町内会が必要ならば平等に順番で役員を引き受けることになります

以前の町内では(全260戸)25年前に既に順番制になっていました

若い人達も町内という角度からではなくても

自由な団体で同志と手を取り社会貢献し繋がりを広げています

なんとなく続けてきた風習や習慣が時代になじまなくなってきているのかな?

災害時に町内会を例にあげ人との繋がりが大切だとよくニュースで取り上げられていますが

実際自分は災害でなくても 人が困っていたら知らない人でも助けています

町内会のお陰でコミュニケーション能力が発達しているとも思えず

無理矢理なチーム作りは必要ないと思っています

と言いながらも 役員があたれば引き受けてはいますが(笑) 

隣に困っている人がいればほとんどの人は助けるという選択をしていると

私は思っています 親切な日本人の魂をもう少し信じていいのではないでしょうか

町内会もそろそろ変化の時期を迎えているのでしょう