不動産売却の流れを徹底解説!初心者でも失敗しないステップとは?

不動産を売却したい。
その背景には様々なものがあり、購入する時と違い必ずしも前向きな理由とは限りません。
だからこそ、一円でも高く、一日でも早く売却して前向きな気持ちで生活をしていくことが大切です。
今回はそんな不動産の売却について、この「高岡市」で気をつけるポイントをまとめてみました。
親の不動産を相続する予定がある、近々住み替えを考えている、住宅ローンの支払いに困っているなど、売却を少しでも検討している方は是非参考にしてみてください。
高岡市で不動産売却を考えるとき、最初に何をするべき?
もし、高岡市にある不動産の売却を考えたとき、最初に何を確認するべきでしょうか?
こんな疑問に対して意外な答えかもしれませんが、まずは「絶対にやってはいけないこと」を知ることが、不動産売却をするうえで最も大切なことです。
その後で頼れる不動産会社を探し、必要な書類や手続きを進めるステップに進んでいきましょう。
最初にやってはいけない3つのこと
- 焦っていきなりリフォームを始めないこと
- 知人の紹介だけで不動産会社を決めないこと
- いきなり無料査定フォームを使わないこと
最初はこの3つのポイントを押さえておきましょう。
特に親の相続物件の場合、自分が今は住んでいないこと、築年数が経って古くなっていること、昔からの付き合いがあるなどの理由から、この3つのことをやってしまいがちなので注意が必要です。
焦っていきなりリフォームを始めない
どのようなリフォームをすれば売れるのかは、素人判断では難しいもの。リフォーム会社様の場合、あくまでも専門はリフォームで販売のプロではないので、どれだけ綺麗なリフォームをしても売りにくいということもあります。
また、しっかりと販売戦略を立てた後の方が無駄なリフォームを減らすことができるので、リフォーム自体にかかる費用も抑えることができます。
知人の紹介だけで不動産会社を決めないこと
昔からの付き合いがある、自分の住んでいない地域だからわからなくて親戚伝いに・・・。など、知人の紹介などによって不動産会社をそのまま決めてしまうことも多いと思います。
紹介された不動産会社の担当者が信頼できる人であればいいのですが、「紹介だから」と少しの不安を丸め込むような感情があれば要注意。
紹介されたところにも話を伺いに行きつつ、他とも比較して後悔のない売却を目指しましょう。
いきなり無料査定フォームを使わないこと
無料査定フォームは一度に複数社に連絡を取れるのでとても便利。ですがその反面、連絡の嵐で正しい判断ができなくなります。
もし無料査定フォームを使いたい場合、まずは2,3社に直接相談し、大体の流れや査定金額を知った後に利用することで、大量の連絡の中から冷静にご自身に合った担当者を見つけやすくなります。
売却を考えたとき最初にやるべき3つの準備(相談前の準備)
やってはいけないことがわかったら次に準備をしましょう。準備といっても具体的な売却の準備ではなく、不動産会社などに相談に行くための準備です。
もちろん準備なしにご相談に来ていただいても大丈夫なのですが、最低限の情報がないと後日また相談に来てもらう必要が増えるなど、二度手間三度手間になってしまうことがあります。
- 自分の物件の状況を把握する 築年数、建物の状態、土地の広さ、接道状況など、まずは自分の家の基本情報を整理しましょう。
- 自分の財務状況を確認する 相続物件であっても、その物件をいつまで維持することができるのか。という判断が必要になりますので、大体でもご家庭の財務状況を把握しておくと売却計画が立てやすくなります。
- 必要な書類を集める・確認する 登記簿謄本、間取り図、権利証、購入時の契約書など、最初の相談の時は必要ないものも多いのですがすぐに用意できる書類がある場合は用意しておくとスムーズな相談が可能です。
売却相談の際に不動産会社に伝えるべきこと
- 売却理由(住み替え、相続、空き家の整理など)
- 売却希望時期(急いでいるか、ゆっくり進められるか)
- 希望価格のイメージ(あくまでも希望金額)
- ローンの残債があるかどうか
初めての相談の時には伝えにくいこともあると思いますが、できるだけ多くの情報を伝えることで、正しい販売戦略を立てることにも繋がります。
正直に話したら価格に影響するのではないか、取り扱ってくれないのではないか・・・。といったご心配の気持ちもあるかと思いますが、正直に全て話せる関係性が気づけそうな信頼できる担当者と出会うことが最も大切です。
もしこの人には正直に話せないな。と感じたら、別の会社・別の担当者の方に相談をしてみるようにしましょう。
不動産売却の全体的な流れ【7ステップ】
ここまでの準備ができていれば、あとは担当者との相談の中で具体的なスケジュールを決めていくことになります。
後述しますが、何よりも担当者選びが重要なのでこの相談の間に不信感に思うようなこと、疑問に思うことがあればきちんと担当者に確認するようにしてくださいね。
ステップ①|売却の目的とスケジュールを明確にする
売却の目的がはっきりとしていない場合、なぜ売りたいのか、いつまでに売りたいのかをある程度明確にしておく必要があります。場合によっては「いつでもいい」という基準になるかもしれませんが、それでも一つの区切りとしていつまでというスケジュールは明確にしておくといいですね。
ステップ②|不動産会社を探して査定を依頼
不動産会社を探す方法はいくつかありますが、最近ではInstagramなどのSNSで探すことも増えていますね。
ここで大切なのはその不動産会社の「規模」や「年数」よりも、その会社にいる担当者の「知識量」「実績」「信頼感」を大切にしてほしいということです。
金額が大きな取引になるのでどうしても査定額に目が行きがちですが、最後まで気持ちよく取引ができるかどうか重要視して担当者探しをしましょう。
ステップ③|媒介契約の種類を選んで締結する
媒介契約には「一般」「専任」「専属専任」の3種類があります。高岡市のような地方都市では、地場密着型の専任媒介が功を奏するケースが多くあります。
一般媒介の方がたくさんの不動産会社に取り扱ってもらえるので、競争心から高く売れそうと思いがちですが、実際は逆のことがほとんど。
他社が取り扱っている物件は、最終的な仲介手数料がもらえないこともあるので、販売活動が消極的になる傾向にあります。
ステップ④|販売活動と内見対応を行う
販売活動については基本的に不動産会社が行いますが、活動に伴って引っ越しをしたり、ある程度のハウスクリーニングをする必要がある場合もあります。
また、今住んでいる家の売却の場合、買主様の内見時に売主様も立ち会っていただくなどの対応も必要です。
内見の時にどんなこと聞かれるんだろう。下手なこと言ってしまわないか・・・。という心配も、担当者にしっかり相談して必要な準備を進めましょう。
ステップ⑤|買主との価格交渉と条件調整
基本的に交渉は不動産会社が行いますが、買主様から価格交渉のご要望などがあった場合には、それに応えるべきかどうか担当者と相談して決める必要があります。
闇雲に金額を下げて売るのではなく、売主様のご要望もしっかりと担当者に伝えつつ、納得のいく条件になるように調整していきましょう。
ステップ⑥|売買契約の締結と重要事項説明
条件がまとまったら、売買契約を締結します。このとき宅地建物取引士による「重要事項説明」が行われ、取引条件の確認と合意がなされます。
ステップ⑦|引き渡しと代金の受け取り(決済)
最後に物件の引き渡し、売買代金の受け取りをして売却手続きが完了です。住宅ローンが残っている場合は、同時に抵当権の抹消手続きも行います。
高岡市で不動産会社を選ぶときのポイント
不動産取引で失敗しないためには、不動産会社(担当者)選びがとても重要。
最終的には担当者が信頼できるかどうかが最も重要なポイントではありますが、その信頼できる担当者に巡り合うためのポイントをいくつかご紹介します。
地域密着型 vs 大手、どちらを選ぶべき?
不動産会社に限らず、どんな商品・サービスでも「会社の規模」は気になりますよね。特に不動産のような金額が大きな取引の場合、人それぞれ好みがはっきりと分かれることも。
大手には知名度と安心感がある一方で、全国的な平均値を元にしたり、ルールが決まっていて取り扱えない物件があったりと優柔が効きにくい側面もあります。
また、良くも悪くも仕事が「仕組み化」されていることが多く、大きな会社ほど担当者のスキルレベルや向上心にばらつきがあることも少なくありません。
地域密着の小さな会社の場合、正直ピンキリと言えます。
が、特徴としては大手の不動産会社よりも地元ならではの買主ネットワークを持ってることが多い、地域の取引事例に基づいた適正価格を迅速に出せるなど、柔軟な対応が期待できます。
地元を知っている経験方法な担当者を探すのであれば、古くからる比較的規模の小さな会社。かつ、今も新しいことに取り組んでいる(SNSやWEBサイト)ところに相談してみるのがオススメです。
「高岡市の地価に詳しい会社」かどうかが重要
不動産売却において、適切な査定は非常に重要です。
相場を大きく外れた価格設定(高くても低くても)では、売れ残ったり損をするリスクがあります。
そのため、地価や過去の取引事例に詳しく、高岡市内のエリア特性(例えば駅近か郊外か、通学区など)をしっかり理解している不動産会社を選びましょう。
「どのエリアならどのくらいで売れるか」という内容だと、聞いてもそれが正しいかどうか判断がつきにくいので、地元の歴史がわかるような「昔と今だとどんな変化がありますか?」のような質問の方が判断しやすいかもしれません。
査定額が高いだけで決めてはいけない理由
複数の会社に査定を依頼すると、会社によって価格にばらつきが出ます。このとき「一番高く査定してくれた会社が良い」と判断してしまうのは危険です。
査定額が根拠のない“営業トーク”である可能性もあり、実際に売却活動が始まると価格を下げざるを得ないこともあります。むしろ、
- どういう根拠でその価格なのか
- どのように売却活動を進めていくか
などの説明がしっかりしているかをチェックしましょう。
査定は“約束された価格”ではなく“売却戦略の一部”です。誠実な対応をしてくれる会社こそ、信頼に値します。
よくある失敗例とその回避策
ここからは実際に高岡市で売却をした売主様の失敗例をご紹介するとともに、どうしたら回避できるのか、その対策をご紹介します。
査定だけで複数社に断られたケース
不動産売却を考えたとき、まずは査定を依頼するのが一般的ですが、よくある失敗のひとつが査定依頼をした後に何もアクションを取らず放置してしまうケースです。
査定額の算出には、最低限の情報(番地・築年数・間取りなど)だけで査定する「机上査定」と、実際に物件を調査する「訪問査定」があります。
机上査定の場合はある意味機械的な査定に、その会社ごとの営業方針のプラスアルファがつくだけなのでそこまでの手間ではなりません。
ただし、訪問査定の場合はそれなりの人件費やコストがかかります。
訪問査定に限らず、一括無料査定以外の方法で相談をした場合にはできるだけ担当者からの連絡には返信をしておくようにしましょう。まだ決まりきっていない時は「まだ決めかねているので時間をください。」でもいいので、返信をしておいて繋がりを持っておくことが重要です。
価格設定ミスによる長期化
一括無料査定を利用したお客様に多いのがこのパターンです。
「できるだけ高く売りたい」と思うのは当然ですが、相場とかけ離れた価格で売り出してしまうと、内見の問い合わせすら来ないまま時間だけが過ぎていくという事態になりがちです。
一括無料査定では机上査定による査定がされますが、実際にお客様に送られてくる査定額はこの机上査定にプラスアルファの「会社ごとの営業方針による価格」が加算されています。
簡単に言えば「査定額でお客様を釣ろう」という営業方針であれば、それだけ相場とかけ離れた高い金額を提示するということです。
物件は市場に出てから最初の1〜2ヶ月が最も注目される「鮮度の高い期間」です。相場より高すぎる金額ではこのタイミングを逃し、売れ残りの印象がつくので最終的には大幅な値下げを余儀なくされることもあります。
逆に安すぎる金額では、この一番注目される一番高く売れるチャンスをみすみす逃すことになります。
何よりも「適正価格」を意識した価格設定をしましょう。
早すぎるリフォームで売れ残ってしまった
築年数も古くなり、空き家になっている期間もあったため、素人目線では到底売れるような状況ではなかったため、知り合いのリフォーム会社にリフォームを依頼してから不動産会社に相談。というパターンも少なくありません。
このような場合、リフォームがその時の市場にあったものであれば問題ないのですが、多くの場合は市場と離れたリフォームになります。
理由として、リフォームを依頼する際にどうしても「こんな家に住みたかった」「これなら自分は買う」というような個人の主観が強く入ってしまうからです。
お金をかけてこだわった注文住宅よりも、ありきたりな建売住宅の方が多くの人に「住みやすい」と感じるのと同じで、リフォームする時にはその時の市場にあった正しいリフォームをすることが重要です。
販売力のある不動産会社、知識や経験のある担当者であればリフォームする前の状態から、きちんと販売戦略を立てることができるので、リフォームしない方が査定額が高くなることも多くあります。
リフォームする前にきちんと相談することで、このような失敗は避けることができますね。
高岡市で不動産を売却するときによくある質問
実際に高岡市の不動産売却について、ご相談に来られるお客様からのよくある質問をいくつかご紹介します。
他にご質問があるお客様は、ご来店いただくかお電話やLINEにてもご相談可能ですので、お気軽にご連絡くださいね(^^)
高岡市の土地価格の相場は?
高岡市内の土地価格はエリアによって大きく異なりますが、住宅地であればおおむね坪あたり15万円前後が目安です。駅に近い場所や利便性の高い地域では高めの傾向にあり、郊外ではそれよりも安くなる傾向があります。
また、地価は時期や需要にも左右されるため、最新の成約事例や固定資産税評価額などを参考にしつつ、不動産会社に相場感を確認するのが確実です。
そのほか、分譲地なのか単独地なのかによっても価格相場は変わります。
土地情報や建物情報はあくまでも不動産会社等の売主がポータルサイトに掲載をしているので、タイミングによってはポータルサイトに掲載される前に売れている物件もありあmす。
アットホームやSUUMOなどのポータルサイトでおおまかな金額を見つつ、地元密着の不動産会社に相談に行くと掘り出し物の土地情報に出会えることもあるかもしれません。
築古の一戸建てでも売れる?
築30年を超えるような古い住宅でも、売れる可能性は十分にありますが、管理状態によっては建物自体の価値はほぼゼロに近くなる、「土地+解体費用」の価格帯で売却するケースもあります。
アイビスホームでは相続物件をはじめ、法律的な手続きが難しい物件の売却実績も多くあります。
このままだと放置することになってしまう、もうこれ以上放置したくない。という物件も一度お気軽にご相談にお越しください。
空き家のままでも売却可能?
はい、空き家のままでも売却は可能です。ただし、空き家期間が長くなると、雑草の繁殖や通風不足による劣化など、マイナスの印象を与える可能性が高くなります。
売却活動中は、定期的に換気や清掃を行い、きれいな状態を保つことが成約率アップにつながります。地域によっては空き家対策補助制度を活用できる場合もあるため、事前に市区町村に相談してみるのもおすすめです。
住みながらでも売却できるの?
はい、住みながらの売却も多くのケースで行われています。売主が住んでいる状態であっても、購入希望者の内見対応ができれば売却活動は可能です。
その際は、日常生活の中でもある程度の整理整頓や清潔感を保ち、内見時には生活感を抑える工夫をすると好印象につながります。不動産会社ともスケジュールをすり合わせて、無理のない形で対応するようにしましょう。
まとめ|高岡市での不動産売却は「準備」と「信頼できるパートナー選び」がカギ!
不動産売却は、多くの人にとって一生に何度もない大きなイベントです。特に高岡市のように地域ごとの特性や地価に違いがあるエリアでは、適切な準備と信頼できる不動産会社の存在が成功へのカギとなります。
今回ご紹介したように、売却を始める前に必要なことや避けるべき落とし穴、そしてステップごとの流れを理解しておくことで、失敗や後悔のリスクを最小限に抑えることができます。
高岡市での不動産売却を成功させるためには:
- 最初にしてはいけないことを把握すること
- 地域に強い不動産会社を選ぶこと
- 適切な価格設定と丁寧な準備を怠らないこと
この3つが特に重要です。
「そろそろ売ろうかな」「まずは話だけでも聞いてみたい」と思った方は、まずは地元で信頼できる不動産会社に相談してみましょう。
高岡市での不動産売却をスムーズに、そして満足のいく結果に導くために、ぜひこの記事を参考にして一歩を踏み出してみてください。
もちろん、アイビスホームにご相談に来ていただければ、どこよりもお客様ファーストな適正価格でご提案をさせていただきます。
お気軽に『窪多』まで