不動産の売却理由は「不動産屋さん」に正直に伝えましょう!
たくさんの中古物件が売られている中、なぜ夢のマイホームを手放すことになったのか気になった事はありませんか?
仕事上の都合での転勤やあまり人には言えない理由など、不動産の売却には様々な理由があります。 中古物件を購入する際には、売却したり理由もしっかりと確認しておくことが大切です。
また、やむを得ない事情で不動産の売却を検討する場合、不動産の売却には様々な理由があることを理解しておくと、売却に踏み切りやすくなります。
今回の記事では、特に多い売却理由についてまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
売却理由には人に言いたくない理由もありますが、売主として不動産屋さんに相談するときは必ず売却理由を正直に話すようにしましょう。
売却理由をごまかすのは、金額に影響するだけでなく後々のトラブルにもつながりますよね。
不動産の取引は信用が1番です。お客様も我々不動産屋さんも、嘘をつかず正直に話し合うことが大切ですね。
不動産の売却理由を知っておく利点とは
中古物件を購入するときには、なるべくその物件が売りに出されている理由を不動産屋に尋ねるようにしましょう。
不動産の売却理由には、ポジティブなことだけではなくネガティブな理由もあります。事故物件を含め、次に住む人にまで影響のある売却理由もありますので、売却理由を確認することはとても大切です。
また、売却理由を聞くことで販売価格に納得がいく場合もあります。 例えば、債務整理や離婚を理由とした売却の場合、 売主様がなるべく早い売却を求めているのでその分売却価格が安くなる傾向にあります。
築年数も浅くきれいな物件なのに、相場よりも安く出ている物件等であればこのような理由を聞いて納得されることも多いと思います。
具体的な不動産の売却理由
ここからは具体的にどんな売却理由があるのか順番に見ていきましょう。
売却理由①相続物件の売却
相続した不動産にそのまま住んだり、近くに住んでいる場合は管理をして維持することもありますが、最近では相続した不動産をそのまま売却することが多くなっています。
既に持ち家に住まれている方が相続した場合はもちろんですが、複数人で相続をする場合には売却をして現金化した方がスムーズな分割ができるのが売却する理由です。
売却理由②転勤や転職
仕事上の都合により遠方に転勤をする場合や、転職をする場合などに住み変えるための売却です。
物件によってはそのまま所有し続け賃貸として貸し出す方もいらっしゃいますが、賃貸として貸し出す場合には様々なリスクが伴います。修繕や管理のコストなどを考えると、将来的に戻る予定等がない場合には売却を選ばれる方が多くなります。
売却理由③より良い不動産への住み替え
一緒に1度の買い物と言われていた不動産ですが、最近ではより良い物件への住み替えをされる方が増えています。
家族構成の変化や定年退職前など、住み替えを検討されるタイミングは様々ですが、より良い環境への住み替えを検討されている売主様は大切に住まわれていることが多いです。
売却理由④離婚
離婚をすることで家族構成が変わったり、財産の分与やローン残高の返済のために売却をすることがあります。
買主様としては縁起が悪いと敬遠される方もいらっしゃいますが、昔と違い離婚も珍しいものではありませんのであまり気にしないようにしましょう。
とは言え、売主様にとっては離婚と言うこと自体がネガティブな事ですので、内覧の際買主様から尋ねられたときには家族構成が変わったと言うような言い方でも問題ありません。
売却理由⑤ローン返済が難しくなった
住宅ローンの返済が難しくなり売却をする場合があります。 住宅ローンだけではなく各種カードローンや、公共料金の滞納など金銭面での理由による売却を含みます。
売主様の金銭的状況にもよりますが、早い段階での売却であれば売却価格等に大きな影響与える事はありません。 ただしローン返済の滞納や公共料金の滞納などが重なってしまうと、競売にかけられてしまう場合もありますので、金銭的理由での売却を検討されている場合は早めの相談をしましょう。
買主様への売却理由の伝え方
売却予定の住宅に住んだまま買主様を探す場合、内覧をするときに買主様とお話をする機会があります。
不動産屋さんに売却理由を伝えるときには出来る限り正確に伝えた方が良いのですが買主様に対してすべてを正直に話す必要はありません。
例えば、近隣トラブルや老朽化等の買主様に引き続き問題のあることであれば正確に伝える必要がありますが、離婚や経済的な問題などプライバシーに関わるような内容まで正確に伝える必要はないと言うことです。
内覧の対応する前に不動産屋さんに相談して、伝えるべきことなのかぼやかしてもいいのか、あらかじめ打ち合わせをしておきましょう。
売却理由は売主様ではなく不動産屋さんに聞く
不動産の購入売却にはほとんどの場合不動産屋さんが間に入ります。 不動産屋さんの仕事は、売主様と買主様の仲介役であり、伝えるべき事を正確に伝えるのがお仕事です。
内覧の際に、売主様に直接売却理由を聞きたくなる気持ちもわからなくは無いのですが、売主様からするとあまり聞かれたくない内容もあります。誰でも初対面の人に離婚の事や経済的な話はしたくありませんよね・・・。
仲介物件の場合、最終的にうるか売らないかを決めるのは売主様の判断となります。そのためいくら買主様が物件を気に入ったとしても、売主様が売りたくないと言ったら買う事はできません。
売る側も買う側も、お互いに相手を思いやる気持ちを持って接することが大切です。
売主の説明義務について
不動産の売買には売主様の説明義務と言うものがあります。 仲介物件の場合、仲介をする不動産屋さんにも同じく説明義務が生じますので、買主様は不動産屋さんに尋ねることで同じ義務を果たしてもらうことができます。
そのため、無理に売主様に事情を聞く必要はなく、 わからないことや気になった事は不動産屋さんに尋ねてみてください。 もしその時の不動産屋さんの受け答えが分かりにくいものやごまかすようなことであれば、担当者を変えてもらったり別の不動産屋さんに相談しに行ってみましょう。
売主様は不動産屋さんに対してきちんとすべての情報を伝える義務があります。不動産屋さんは売主様から聞いた内容の中で買主様にきちんと説明すべきことと、個人情報をきちんと分けて説明します。金額面だけでなく、信頼できる担当者を見つけると言うのはこういった場面でも大切になってきます。
売却理由を正直に伝えることで選択肢が増えることも
不動産屋さんは文字通り不動産の専門家です。売却理由を正直に伝えることで、売主様が思ってもいなかった解決策が生まれることもあります。
ネガティブな売却理由ほど相談しにくいものですが、信頼できる担当者だと感じた場合であれば正直に相談をしてみてください。 はじめての相談では相談しにくいことでも、何度か相談を重ねていくうちに相談しやすくなるかもしれません(^^)
他の不動産屋さんで断られた相談事でも、ぜひお気軽にご相談ください。
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